のんびり鉄道紀行

カメラを持ってふらふら鉄道旅をした記録を綴っています

東武亀戸線の旅 ~小村井駅編~

小型な東武鉄道8000系は都内を走るにはまったり過ぎるほどの空気感を醸し出している。この8000系は、1963年に製造され もうすぐ60年選手にもなる。改良を重ねられも尚活躍する車両は私鉄の103系と評されていたりもする歴史のある鉄道だ。その車体の小ささゆ…

東武亀戸線の旅 ~亀戸駅編~

普段見慣れた景色でもカメラを構えれば一変。 いつもと違った景色に見えるので 近場の街歩きスナップはオススメしたい。 ファインダーを覗くだけで、何か目に見えているものから特別な場面を切り取ろうとする。 発見したいという思いが向上すれば 今度は、カ…

陸羽東線 ~鳴子温泉駅編~

旅をする上で最も大事なことは、機転である。日本の鉄道は大体時間通りに運行をするという素晴らしいものであるが、それが決して動いているとは限らないという事もある。特に真冬の雪が積もった東北では特に。今回の旅の目的では、震災が起こった地を訪れる…

釜石線~遠野駅編~

二日目の宿がある遠野に着いたのは、日も沈んだ夕方過ぎであった。遠野といえば、柳田國男氏が著した「遠野物語」の舞台となった街であり 昔から民謡などの昔話が語り継がれる場所でもある。本編は119話から成り、続いて発表された『遠野物語拾遺』には、299…

大船渡線の旅 ~盛駅編~

東北に来て2日目。いくら寒さの中を歩いているとはいえ、決して体が慣れてくる訳ではない。相変わらず凍える体を引きずって到着したのは、BRT・大船渡線の終点 盛駅であった。駅は意外な程に多く、構内には休憩スペースとしてテーブルや椅子が広々といくつか…

BRTの旅 ~陸前高田駅編~

私はバスやタクシーが嫌いである。いきなり否定文から入ってしまうのは良くない事だが、理由はあの車内独特な臭いから来る乗り物酔いだ。幼い頃の筆者は、酔いやすかったため、どうも電車以外の乗り物は好きになれず いつも曇った顔でぼーっと車窓を見つめて…

大船渡線の旅 ~気仙沼駅編~

鉄道は、自分の知らない世界を広げてくれる夢の様な乗り物。筆者は、列車が好きになった高校の頃から、こういった気持ちで乗り続けている、、、のだが 中にはとある諸事情で廃線になってしまったもの。経営に苦しみながら何とか残っているもの。政治のために…

東北本線の旅 ~小牛田駅編~

旅をしていると目的地でも無かった場所で予想外に楽しい出来事にめぐり合える事がある。待合室で地元のおじさんと仲良くなったり、思わぬ名産を見つけたり。実際の足で偶然の出会いが広がることも鉄道の旅の良さでもあるのだ。今回降り立った小牛田駅でも予…

石巻線の旅 ~女川駅編~

時刻表の路線図を眺めていると、よく面白い駅名に出会うことがある。読めない漢字であったり、どうしてこういった名前なのかと首を傾げたくなる様なヘンテコなものまで 日本の駅のネーミングはユニークなものが多い。ネットが恐ろしく発達している世の中なの…

石巻線の旅 ~石巻駅編~

東北を訪れたのは6年ぶりの歳月が過ぎていた。震災があって1年半後、高校卒業を目前に控えた頃、画面を通してではなく自分の目でその状況を見てみたいという事がキッカケで「東北ボランティア バスツアー」に参加したのが筆者が始めて東北を訪れた日。あれか…

沖縄県 ゆいレールの旅

モノレールは電車の仲間である。その事を筆者が知ったのは恥ずかしい話、つい最近のことであり それからモノレールに対する見方が変わった様な気がする。あのモノレール独特の特徴でもある一本のレールをヌメっとした走行がどうも苦手であり、避ける傾向があ…

銚子電鉄の旅 ~犬吠埼駅編~

散々歩き回った後に乗り込む列車の揺れは何とも心地よい。 本日2回目乗車する車内は行きのツアー団体の姿は煙のように消え、空席よりも乗車客の方を数えた早いくらいだった。これが本来の銚子電鉄の姿なのだろう。 窓の外を眺めていると、過ぎ行く駅の中に一…

銚子電鉄の旅 ~観音駅編~

銚子電鉄には魅力的な駅が沢山ある。 関東のローカル線と言えども列車は1時間に1本しか来ないので、当初の予定では時間節約のため仲ノ町~観音~本銚子と徒歩で行くはずであった。 しかし、日常的に身に付いた習慣を改善するのは難しい。案の定筆者が瞼を擦…

銚子電鉄の旅 ~銚子駅編~

季節は11月。海沿いの陽気さを誘う風もさすがにこの季節になればたちまち北風へと変わる。 旧日本軍の格納庫を利用したという説の銚子駅は天井が高いのが特徴的だが、屋根もなければホームの端に追いやられるかの様にポツンともう1つの銚子駅が建っていた。 …