のんびり鉄道紀行

カメラを持ってふらふら鉄道旅をした記録を綴っています

東武亀戸線の旅 ~亀戸駅編~

image








普段見慣れた景色でもカメラを構えれば一変。
いつもと違った景色に見えるので 近場の街歩きスナップはオススメしたい。

ファインダーを覗くだけで、何か目に見えているものから特別な場面を切り取ろうとする。
発見したいという思いが向上すれば 今度は、カメラを持ち歩かなくとも自然と細かく街を見渡すようになる。
中々面白いので いつも家でボーっとするのが日課の方には、良い刺激となるだろう、、、、、まぁ筆者のことなのだが。。。。


今回、旅に選んだのは 東武亀戸線である。
亀戸線は、都内を走るJRグループの路線なのだが 2両編成なうえ停車駅がわずか5駅ほどしかないというローカル色が非常に強い鉄道となっている。
その利用者はほとんどが地元民を指してもおかしくなく、ラッシュ時間以外は乗客も少なくマッタリと楽しめることが出来る。







image








よく晴れた気候も春に近い麗らかな日。まず、亀戸駅から降りて周囲を散策してみる。
商店街が立ち並び 散歩をしているだけでも目移りしてしまうが、まだ朝も早いからか営業している店もまばらだ。
上を見上げてみると ふと「梅まつり」と書いてある旗がズラーっと飾られており そこで始めてそういう季節なったのだと認識した。
もしかして、この旗を辿って行けば ここらで一番名の知れた神社、亀戸天神に着くかもしれない。
早速、「梅まつり」を頼りに目的地を目指す。







image









image








てくてくと程なくし10分ほど歩くと、鳥居が姿を現した。
参道にはレトロな雰囲気の店が何軒かあるが いずれにせよ、どこもシッターは閉じたままである。
はて、、亀戸天神とは こんなに静かなものなのだろううか。
首を傾けながら 鳥居の横の看板に目をやってみる。
 

「亀戸香取神社


、、、、旗につられて完全に間違えていた。

当然、梅なども咲いている訳もなく 中は静けさに満ちている。
さすがに、せっかく来たのだから何もせず引き返す訳にもいかず 神様へ挨拶という事で参拝させて貰った。
手を合わせた後、わきに並んで仏像が二体立っていた。
なんとなく近くに寄り見に行ってみると なんとその頭上に少量ながら 梅が咲いていたのだ。



image





きっと神様が「よく来たね」と意味を込めて 梅を見せて下さったのではないかと、勝手だがありがたい気持ちになり 木を守る様に立っている仏像にも合掌し、神社を後にした。




参道の終わりの角を曲がると すぐに「いちご大福」と大きく書かれた店があった。
これも長度季節もであるが、いちご大福なんて 日ごろ頻繁に口にするものでは無いし、店構えと縁起の良さに惹かれて たまらず即決で購入することに。
ショーケースを改めてじっくり眺めてみると 色んな種類の大福をはじめ、どら焼きや芋羊羹なども作っているそうだ。
たまらず 白い生地に黒々とした立派な豆が入った豆大福もお買い上げ。



しかし、時計に目を移せば まだ昼前なのである。

すぐさまその場で かぶりつきたい衝動を抑えながら 昼食と一緒に食べれる場所を探しに本来の目的である、亀戸駅へ足を向けた。